シグナルとシグナレス
著 宮沢賢治
本線のシグナルと軽便鉄道のシグナレスの恋。
- 原文:パブリックドメインの原作(冒頭部分)
- 逐語注釈と全文訳:英語・中国語、無料
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冒頭
「ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、
さそりの赤眼が 見えたころ、
四時から今朝も やって来た。
遠野の盆地は まっくらで、
つめたい水の 声ばかり。
ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、
凍えた砂利に 湯げを吐き、
火花を闇に まきながら、
蛇紋岩の 崖に来て、
やっと東が 燃えだした。
ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、
鳥がなきだし 木は光り、
青々川は ながれたが、
丘もはざまも いちめんに、
まぶしい霜を 載せていた。
ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、
やっぱりかけると あったかだ、
僕はほうほう 汗が出る。
もう七、八里 はせたいな、…
この本について
『シグナルとシグナレス』は宮沢賢治の短編童話で、1923年5月に岩手毎日新聞へ11回に分けて掲載された、賢治の数少ない生前発表童話の一つです。物語は、鉄道のシグナル(信号機)の少年と少女がこっそり恋に落ちるというものです。生前に発表された数少ない作品であることから、読む価値のある一篇です。
作者について
宮沢賢治(1896年8月27日—1933年9月21日)は、岩手県花巻出身の小説家・詩人・児童文学作家で、農学校の教員としても教鞭をとりました。『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『セロ弾きのゴーシュ』『種山ヶ原の夜』などが代表作で、生前はほとんど無名でしたが、死後に高い評価を得ました。
紹介文は Wikipedia の記事をもとに AI で作成:シグナルとシグナレス (CC BY-SA)
注釈の作り方
逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。
よくある質問
原文ですか?
はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。
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どのレベル向け?
この本は「中級」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。
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