飯待つ間
著 正岡子規
朝飯を食わぬ病人の余が、昼飯を待ちかねる。
- 原文:パブリックドメインの原作(冒頭部分)
- 逐語注釈と全文訳:英語・中国語、無料
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冒頭
余は昔から朝飯を喰わぬ事にきめて居る故病人ながらも腹がへって昼飯を待ちかねるのは毎日の事である。今日ははや午砲が鳴ったのにまだ飯が出来ぬ。枕もとには本も硯も何も出て居らぬ。新聞の一枚も残って居らぬ。仕方がないから蒲団に頬杖ついたままぼんやりとして庭をながめて居る。
おとといの野分のなごりか空は曇って居る。十本ばかり並んだ雞頭は風の害を受けたけれど今は起き直って真赤な頭を揃えて居る。一本の雁来紅は美しき葉を出して白い干し衣に映って居る。大毛蓼というものか馬鹿に丈が高くなって薄赤い花は雁来紅の上にかぶさって居る。…
この本について
朝食を取らない正岡子規が昼飯を待ちかねて、庭の花や蝶を見たり、垣の外で子猫をいじる三人の子供の声を聞いたりしながら、飯が畳に運ばれるまでを描く。病人の腹の空きをまじえた、のどかで細やかな筆致が特徴。
作者について
正岡子規(1867年10月14日-1902年9月19日)は、本名を正岡升とする明治期日本の詩人・作家・文学評論家である。短い生涯に約2万句を詠んだ近代俳句の重要な存在とされ、短歌の改革についても著し、松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶と並ぶ俳句四大家の一人に数えられることもある。
注釈の作り方
逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。
よくある質問
原文ですか?
はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。
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どのレベル向け?
この本は「中級」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。
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