二百十日
著 夏目漱石
圭さんと碌さんが阿蘇山へ登りながら世の中を語り合う。
- 原文:パブリックドメインの原作(冒頭部分)
- 逐語注釈と全文訳:英語・中国語、無料
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冒頭
一
ぶらりと両手を垂げたまま、圭さんがどこからか帰って来る。
「どこへ行ったね」
「ちょっと、町を歩行いて来た」
「何か観るものがあるかい」
「寺が一軒あった」
「それから」
「銀杏の樹が一本、門前にあった」
「それから」
「銀杏の樹から本堂まで、一丁半ばかり、石が敷き詰めてあった。非常に細長い寺だった」
「這入って見たかい」
「やめて来た」
「そのほかに何もないかね」
「別段何もない。いったい、寺と云うものは大概の村にはあるね、君」
「そうさ、人間の死ぬ所には必ずあるはずじゃないか」…
この本について
『二百十日』は、夏目漱石の中篇小説で、1906年(明治39年)10月に雑誌『中央公論』に発表され、同年12月に『鶉籠』に収録されて出版された。圭先生と碌先生が阿蘇山を登りながら、道中世間を巡って口げんかを交わす。山行きの掛け合いを通じて二人の世への見方が浮かび上がる作品である。
作者について
夏目漱石(1867年2月9日–1916年12月9日)は、本名・夏目金之助と呼ばれ、日本の小説家・詩人・学者であり、近代日本を代表する最も偉大な作家の一人とされる。代表作には『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『三四郎』『こころ』、そして未完の遺作『明暗』がある。
紹介文は Wikipedia の記事をもとに AI で作成:二百十日 (小説) (CC BY-SA)
注釈の作り方
逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。
よくある質問
原文ですか?
はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。
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書庫の本は登録なしで無料で読めます。他の注釈言語や自分の文章の取り込みには登録とクレジットが必要です。
どのレベル向け?
この本は「中級」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。
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