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二つの手紙

著 芥川龍之介

警察署長に届いた二通の手紙が、自分と妻の分身を訴える。

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原文の言語:日本語レベル:中級3,521 字 · ≈ 14 分出典:青空文库

冒頭

ある機会で、予は下に掲げる二つの手紙を手に入れた。一つは本年二月中旬、もう一つは三月上旬、――警察署長の許へ、郵税先払いで送られたものである。それをここへ掲げる理由は、手紙自身が説明するであろう。

第一の手紙

――警察署長閣下、

先ず何よりも先に、閣下は私の正気だと云う事を御信じ下さい。これ私があらゆる神聖なものに誓って、保証致します。ですから、どうか私の精神に異常がないと云う事を、御信じ下さい。さもないと、私がこの手紙を閣下に差上げる事が、全く無意味になる惧があるのでございます。そのくらいなら、私は何を苦しんで、こんな長い手紙を書きましょう。…

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この本について

この冒頭部分では、語り手が警察署長宛ての二通の手紙を手に入れたことが語られる。差出人は自分と妻に関する秘密を打ち明けたいと申し出ながら、自分が正気であると信じてほしいと繰り返し懇願している。文章は慇懃でくどく、不安と切迫感がにじむ読み味である。

作者について

芥川龍之介(1892年3月1日-1927年7月24日)は、澄江堂主人の号でも知られる大正期の日本の作家で、「日本短編小説の父」とされている。35歳でバルビタールの過量服用により自殺し、日本の主要な文学賞である芥川賞は彼の名前にちなんでいる。

注釈の作り方

逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。

よくある質問

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はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。

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どのレベル向け?

この本は「中級」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。

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