くろん坊
著 岡本綺堂
古い雑記に残る「くろん坊」という山の怪人の話。
- 原文:パブリックドメインの原作(冒頭部分)
- 逐語注釈と全文訳:英語・中国語、無料
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冒頭
一
このごろ未刊随筆百種のうちの「享和雑記」を読むと、濃州徳山くろん坊の事という一項がある。何人から聞き伝えたのか知らないが、その附近の地理なども相当にくわしく調べて書いてあるのを見ると、全然架空の作り事でもないらしく思われる。元来ここらには黒ん坊の伝説があるらしく、わたしの叔父もこの黒ん坊について、かつて私に話してくれたことがある。若いときに聞かされた話で、年を経るままに忘れていたのであるが、「享和雑記」を読むにつけて、古い記憶が図らずもよみがえったので、それを機会に私もすこしく「黒ん坊」の怪談を語りたい。…
この本について
この文章は、古書「享和雑記」にある濃州徳山のくろん坊の記述から話を起こし、叔父が若い頃に語ってくれたという話を機に、山あいの怪談を語り始めるものである。隠密として大垣に潜み、追われる身となって越前へ向かう山道の往来を、落ち着いた記述の筆致でたどり、読むほどに静かに不気味さが滲み出てくる。
作者について
岡本綺堂(1872年10月15日—1939年3月1日)は日本の作家・劇作家で、本名は岡本敬二、東京港区の芝高輪に生まれた。代表作は新歌舞伎劇『番町皿屋敷』である。
注釈の作り方
逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。
よくある質問
原文ですか?
はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。
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書庫の本は登録なしで無料で読めます。他の注釈言語や自分の文章の取り込みには登録とクレジットが必要です。
どのレベル向け?
この本は「中級」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。
他の注釈言語は使えますか?
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