若返り薬
著 夢野久作
空気銃をもらった太郎さんは、雀に一匹も中らない。
- 原文:パブリックドメインの原作(冒頭部分)
- 逐語注釈と全文訳:英語・中国語、無料
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冒頭
太郎さんはお父さまから銀色にピカピカ光る空気銃を一梃頂きました。大喜びで毎日毎日雀を撃って歩きましたが、一匹も中りません。そのうちに弾丸が一発も無くなりました。
お父様に弾丸を買って下さいとお願いしましたが、
「まだ店がお休みだから」
と云って買って下さいません。雀は表でチュンチュン鳴いて、何だか太郎さんを馬鹿にしているようです。太郎さんは弾丸のない空気銃を抱いて涙ぐみました。
そのうちに不図お祖父様の手箱の中に赤い丸薬があった事を思い出しました。ちょうどお祖父様は御年始に行かれた留守でしたから、そっとお室へ行って床の間の手箱をあけて丸薬の袋を盗み出しました。…
この本について
太郎は空気銃をもらうが玉が尽きて雀を一匹も撃てず、祖父の手箱から赤い丸薬三粒を盗み出して弾代わりに撃ってしまいます。落ちた丸薬を拾った老乞丐がそれを不老長寿の薬だと言って返そうとしないことから、子どもと乞丐の微妙な言い争いが続き、ほのかな不思議さを感じさせる童話のような語り口です。
作者について
夢野久作(1889年1月4日—1936年3月11日)は日本の作家で、本名は杉山泰道、筆名は「いつも夢を見る人」ほどの意味である。禅僧や郵便局長、少尉も務め、探偵小説を書き、前衛性と超現実的で奔放な幻想的・怪奇な作風で知られる。
注釈の作り方
逐語注釈と全文訳は AI モデル(DeepSeek、智譜 GLM)が文脈に合わせて生成し、すべての語に注釈があるか自動で確認しています。AI は誤ることがあります。問題は本のページから報告できます。
よくある質問
原文ですか?
はい。パブリックドメインの原作の冒頭部分を収録しています(青空文库)。
有料ですか?登録は必要?
書庫の本は登録なしで無料で読めます。他の注釈言語や自分の文章の取り込みには登録とクレジットが必要です。
どのレベル向け?
この本は「入門」です。すべての語に注釈があるので、語彙が少なくても読み進められます。
他の注釈言語は使えますか?
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