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犬と笛

著 芥川龍之介

葛城山の木樵髪長彦が、笛で三匹の犬を得て姫を救いに行く。

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原文の言語:日本語レベル:入門3,547 字 · ≈ 14 分出典:青空文库

冒頭

いく子さんに献ず

一

昔、大和の国葛城山の麓に、髪長彦という若い木樵が住んでいました。これは顔かたちが女のようにやさしくって、その上髪までも女のように長かったものですから、こういう名前をつけられていたのです。

髪長彦は、大そう笛が上手でしたから、山へ木を伐りに行く時でも、仕事の合い間合い間には、腰にさしている笛を出して、独りでその音を楽しんでいました。するとまた不思議なことには、どんな鳥獣や草木でも、笛の面白さはわかるのでしょう。髪長彦がそれを吹き出すと、草はなびき、木はそよぎ、鳥や獣はまわりへ来て、じっとしまいまで聞いていました。…

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この本について

『犬と笛』は芥川龍之介の短編小説で、1919年(大正8年)に『赤い鳥』に発表された。芥川の児童文学の中でも冒険色が強い作品である。葛城山の樵夫が笛を吹いて三匹の神犬を得て、さらわれた姫を救いに出る物語。

作者について

芥川龍之介(1892年3月1日-1927年7月24日)は、澄江堂主人の号でも知られる大正期の日本の作家で、「日本短編小説の父」とされている。35歳でバルビタールの過量服用により自殺し、日本の主要な文学賞である芥川賞は彼の名前にちなんでいる。

紹介文は Wikipedia の記事をもとに AI で作成:犬と笛 (CC BY-SA)

注釈の作り方

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